なすへちま農園ブログ

※1　この記事は、白や黒って素敵だねっさんのこちらの記事のパロディ…のような記事です。
　　　東雲さん、毎度の如く申し訳ありませんm(_ _)m

※2　小説の『漆黒の天使』編と『紅の絆』編の間の話になります。



≪キィィィンッ≫

リーシャ　「ど、どうしたのですか、希歌ちゃん！？」




希歌　「ていやぁぁぁあっ！」

リーシャ　「わぁぁあっ！？」

≪ガッシャーンッ≫

リーシャ　「きゃっ！？」




リーシャ　「きょ、今日の希歌ちゃん怖いのですよ…」

希歌　「…」




リーシャ　「に、逃げるのですよ…っ！」

≪タタタタタ.....≫




リーシャ　「希歌ちゃんどうしたのです…ただのトレーニングのはずなのに…」

リーシャ　「シミュレーションとはいえ、いつもなら装備を壊してきたりしないのですよ…」




？？？　『リーシャさん、聞こえますか？』

リーシャ　「フェリアちゃんなのですか？」

フェリア　『はい、シミュレーションバトルの途中ではありますが、リーシャさんの新装備が完成したので転送します』




リーシャ　「こ、これにリーシャの新装備なのですか…？」




penpen　「This is penpen!」

フェリア　『…ごめんなさい、間違えました』




フェリア　『こちらが本物の新装備になります』




リーシャ　「これがリーシャの新装備…」




リーシャ　「希歌ちゃんがなんであんなに本気なのかは分からないけど…」




リーシャ　「リーシャは希歌ちゃんの親友なのです。親友なら親友の気持ちは受け止めるべきなのです」




リーシャ　「…行くのですよ、希歌ちゃんっ！」




希歌　「リーシャ、どこに逃げたの…？」

希歌　「ののかはまだ、リーシャと戦いたいよ…」




リーシャ　「お待たせなのですっ！」

希歌　「リーシャっ！！」




希歌　「それが、リーシャに開発中だったっていう新装備…？」

リーシャ　「はい、ここからが本気なのですっ！」




希歌　「…ならここからはののかも本気で行くよ？」

希歌　「手加減はできないからねっ！」




リーシャ　「はいっ、リーシャも全力で行くのですよっ！」




リーシャ　「えぇぇぇぇいっ！！」

希歌　「ていやぁぁぁぁぁあっ！！」


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希歌　「…まさかリーシャに負けるとは思わなかったよ…」

リーシャ　「偶然なのですよ、そんな日もあるのです！」

希歌　「リーシャが明日プレゼントとして新しいマスターの所に行っちゃうから、最後くらい勝ち逃げしたかったのに…」




希歌　「…あーもう！　こんなの、ののからしくもない！」

リーシャ　「…希歌ちゃん…」

希歌　「もう会えなくなるわけじゃないもんね、笑顔で送るよ！」




希歌　「…リーシャが新しいマスターの所で大事にしてもらえるのを祈ってるよ？」

希歌　「だから今は…握手でさよならね」

リーシャ　「…うんっ！」




リーシャ　「またすぐ会いにくるのです、希歌ちゃん！」

希歌　「…まぁー、うるさいからそんなに来なくていいけどねー」

リーシャ　「希歌ちゃん、ひどいのですよーっ！」


希歌　「…冗談だよ、待ってるね？」

リーシャ　「…はいっ」



おわり