オニーソン 「ぜぇ…はぁ…す、すいません、家から抜け出すのに苦戦して…」
アニーソン 「今夜も影流が父親から例の本くすねて来てくれたぜ」
影流 「…まぁ、俺は興味ないが、お前たちの頼みじゃな…」
影流 「今回貸すのはお前が先だ、次はアニーソンだからな」
オニーソン 「あ、ありがとうございます…!」
影流 「全く…俺はそんな本に興味なんか無いのに苦労させてくれる…」
アニーソン 「そう言ってお前だって興味あるくせによぉ、どうせ先に読んだんだろ?」
影流 「な…お前…っ!」
アニーソン 「俺が次なんだからさっさと返せよな!」
オニーソン 「は、はい、分かりました!」
オニーソン 「こ、この本は今まで以上に激しい…早く読みたい!」
「はぁ…早く帰らないと…」
≪ドンッ≫
「きゃあ!?」
オニーソン 「うわぁっ!?」
≪ドッテーン≫
「痛ててて…」
オニーソン 「い、痛い…」
オニーソン 「あ、あの、その…」
オニーソン 「ご、ごめんなさい!」
「い、いえ、私はこれで失礼します!」
≪タッタッタッタッ…≫
オニーソン 「あ、あれ…どこかで聞いたことのある声のような…」
オニーソン 「はぁ…ようやく家に着きました…」
オニーソン 「…って、あれ、なんでこの本は男の人しか出てこないんですか…?」
鈴葉 「ふぅ…まさかオニーソンさんとぶつかってしまうなんて…」
鈴葉 「…あら、この本…オニーソンさん、こんな本を…っ!」
―――翌日 ニコニコ小学校
オニーソン 「こ、これはラブレター…!?」
オニーソン 「一体誰が僕なんかに…」
風花 「どうしたんや、オニーソン?」
詩音 「あら、オニーソンなに持ってるの?」
オニーソン 「ふふふ風花ちゃんとしーちゃん!?」
オニーソン 「僕は何も持ってません! 持ってませんとも!」
風花 「…なんや、変なオニーソンやな」
詩音 「あらー、秘密のある男もカッコいいと思うわよ」
オニーソン 「はぁ…ようやく逃げられました」
オニーソン 「さぁ、僕の人生初めてのラブレターをいざ…!」
オニーソン 「…え?」
『 オニーソン様へ
昨晩、夜中にニコニコ区四丁目の曲がり角で私とぶつかった時に、貴方の薄汚いエロ本と私の本が入れ替わってしまったようだ。
このくだらないエロ本を無事返して欲しければ、私の本を持って明日の夜三時にあの時の曲がり角に来い。
もし来なければこのエロ本が木端微塵な上に同級生に全てをバラしてやる。
覚悟しておけ。
コメント
おっれたっちA・G・E♪
例えネタをわかってくれる人が少なくとも、このシリーズは当分続きます(笑)
存分に2828してください。