レイニー 「お兄様、少し疲れたご様子ですけどどうなさったんです?」
レイニー 「私は今日はご夕飯の支度と他の家事があるので、学校を早退したから心配で…」
オニーソン 「しーちゃんが相変わらずしつこいし、奏さんは僕とテストの点数で勝負とか言うし…ってあれ?」
レイニー 「そうだったんですかぁ…えと、何か気になる事でもございますか?」
オニーソン 「う、うん…気になる事アリアリですよ! その…」
レイニー 「ああ、この包丁ですか? 今日お母様が新しい包丁を買われたらしくて、その前の物を頂いたんです」
オニーソン 「はぁ…」
レイニー 「すごく切れ味が良い素晴らしい包丁ですよ! さっきも大きなお肉の塊を切ったりして…」
レイニー 「お兄様もこの包丁の切れ味を味わってみます?」
オニーソン 「いや、僕は包丁とかうまく扱えないから…」
レイニー 「違いますよ、お兄様…この包丁の切れ味をお兄様のお体で試すんです」
オニーソン 「ひっ…あぶないあぶない! 怖い事言わないでよ、レイニー」
レイニー 「ふふ、冗談ですよ冗談…ロボット三原則を守らないヒューマノイドがいるわけないじゃないですか」
オニーソン 「ヒューマノイドなのに、ロボット三原則なんだね…」
レイニー 「私はロボットではありません! ヒューマノイドですよ、お兄様!」
オニーソン 「はっ、ご、ごめんなさい…」
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―――その夜。
オニーソン 「ふぅ…今日のレイニーさんは何だか怖かったなぁ…」
オニーソン 「お母さんってば、どうしてレイニーさんに包丁なんてあげたんだろ…」
レイニー 「あら…お兄様、いま私のこと呼びました?」
オニーソン 「れ、レイニー…もう充電モードに入っていたんじゃ…」
レイニー 「お兄様が悪いんですよ…いつもしーちゃんしーちゃん、風花ちゃん風花ちゃん、奏さん奏さんって…」
オニーソン 「ひっ、レイニー…包丁を向けるのはやめて…」
レイニー 「お兄様は全然分かってない…私がどれだけあなた様をお慕いしているか…」
レイニー 「いっそ…私だけのお兄様になって頂けませんか…?」
オニーソン 「ひいぃっ! レイニーさん、土足で布団に上がっちゃダメぇぇ!!」
レイニー 「ねぇ、お兄様…人間の中身は赤いって本当ですか…?」
オニーソン 「わっ、わわわー! だから土足で布団に上がっちゃ…だめえぇ!!!」
レイニー 「お兄様こそ、土足でベッドで寝ようとしてたじゃありませんか…」
オニーソン 「う、うっかりでした…」
レイニー 「ふぅ…私、見てみたいんです…お兄様の全て…なにもかもが」
オニーソン 「僕なんてどうせ人よりちょっと頭が良くて、人よりちょっと変態なだけなただの小学生ですよー!!」
コメント
>ツンデレイニー
まず「ツン」な表情をペイントしてからですね。
期待してます(ぉ
追伸
ブックオフスーパーバザール町田店さんの品揃えがすごすぎて泣ける。
いっそ今度の休日に遠征してもいいかも。
無垢な笑顔が逆にぴったりですよね。
まじまじと見ていると怖くなってきます。
ツンデレイニーは少々お待ち下さい(笑)
ブックオフのほうは本日見たところだいぶ救助されておりました。
twitterのほうで呟いたところ、武装紳士達が救助に走ってくれたようです。