≪サッ≫
水都 「…話に乗ってくれて助かる。そうなった以上、手抜きは…」
水都 「しないっ!」
≪キィンッ≫
レンさん 「・・・!」
≪ギギギ…≫
レンさん 「くっ…」 (私の力では…こうなったら…)
レンさん 「…ヘリオン、私に力を…」
≪ブゥンッ≫
水都 「…!?」
「…苦戦してたみたいですね。全く…女の子に無茶をさせます」
水都 「・・・」
「さて…選手交代ですよ」
「あなたは、なかなかに強いみたいですね…ならこちらも全力で…」
「行かせて頂きますっ!!」
「ハァッ!!」
≪ガギィンッ≫
「くっ…これを防げますか…!」
水都 (先ほどまでと重さがまるで違う…これが…)
水都 「お前は…誰だ?」
ヘリオン 「ヘリオン…って呼ばれることが多いでしょうか。…レンをいじめるようでしたら、容赦はしませんよ?」
水都 「…いじめる?」
ヘリオン 「えぇ、彼女も私も戦うのは苦手ですから…」
水都 「魔王…なのにか?」
ヘリオン 「私が魔王なのかは私にもわかりませんが…こんな力、持て余すだけですよ」
水都 「・・・」
水都 「…それはすまないことをした。ただ…力試しがしたかっただけなんだ」
ヘリオン 「…私たち魔王型に何かあるのですか?」
水都 「少し前、魔王型と敵対する事があった…そのとき私はなにもできなかった」
ヘリオン 「・・・」
水都 「私はまだ力が欲しい…だがこれでは私が悪だな、未熟な証拠…ということだろう」
水都 「すまなかった…邪魔をしたな」
ヘリオン 「…いえ、私の力が原因なのはわかりますから」
水都 「…さらばだ」
・
・
・
・
・
レンさん 「~~♪」
レンさん 「ふぅ…今日はなかなかにいいメロディができますね」
ベルーラ 「あの…素敵な歌ですね」
レンさん 「あ…ありがとうございます」
ベルーラ 「よかったら、一曲聴いていってもいいですか?」
レンさん 「いいですよ。では、始めますよ?」
ベルーラ 「はい、お願いします!」
レンさん (やっぱり、こうしている時間が一番好き…)
『ええ、あなたはそれでいいのです、あなたは私が守りますから』
レンさん (…ありがとう、ヘリオン…)
おわり
コメント
ギターはケースに入るのがそれしか手元にありませんでした、久しぶりに弦を張ったのでかなり雑になっていますね・・・
いやはやまだご自宅に戻られる前だったので
こうも早くレンさん&ヘリオンさんの活躍が拝見出来るとは思ってもいませんでしたなぁ(´ω`*
しかし表情のバリエーションもそうですが
まさかのツインテの逆毛でこうもアグレッシブに印象が変わるとはΣ
ビジュアル面でも分かりやすいですし『もう一人の人格』をこういった形で表現されるとは思いもよりませんでしたわ~
こんな感じで大丈夫だったのでしょうか(・・;)
ギターもこのサイズとしてはかなりよく出来てると思いますよ(*^_^*)
小物もいくつあっても困りませんよねー。
arahabakiさん>
いやそこはきっとギターこそが武器という方向で…(笑)
髪形の変化というのは思いつきませんでした。完全にうどそばさんによるアイディアです。