どんどん進めていかないと終わらないので、ガンガン進めていきます。
たとえ、読者が誰もついてこれなくても!
…そういう意味でも早く終わらせたいものです(・・;)
ローラル 「くぅ…!」
ベルフェゴール 「お前の力はこんなものか…?」
ベルフェゴール 「雑魚が!!」
ローラル 「ぐあぁぁぁぁあ!?」
ベルフェゴール 「いい加減その体をセレニティアに明け渡したらどうだ?」
ローラル 「…セレニティアはたしかにお前を愛しているが、戦いは望んでいない…!」
ベルフェゴール 「…セレニティアは確かに優しい心を持っているからそうだろう、だが貴様を我は許すことはできん…!」
ベルフェゴール 「昔、我らを打ち倒した勇者の血を引く貴様をな!」
「はぁぁぁぁぁあ!!」
ベルフェゴール 「ッ!」
リアトリス 「てやぁぁぁあ!!」
≪ダッ≫
ベルフェゴール 「貴様は…!」
リアトリス 「はぁ…ハァ…さすがに…避けましたか」
ローラル 「リアトリス、もう大丈夫なのか!?」
リアトリス 「は、はい、以前よりはベルゼビュートの力の制御もしやすく…くっ!」
ローラル 「…お前が魔王の力を行使すると大変な副作用があると聞いているぞ、無理はするな」
リアトリス 「あ、あなたの新しい剣と盾を持ってきてあります。受け取ってください」
ローラル 「剣と盾…?」
ローラル 「これは…”ソルブライト”だと…? 何故だ、ここは私の記憶にある世界とは違うはず…!」
『そのようだのうローラルよ、ここは不思議な世界だの』
ローラル 「こ、この声は…誰だ! どこにいる!」
『この剣がワシじゃよ、そういえばお主とは直接会ったことはほとんどなかったのう…ワシはお主の祖父、メテウスじゃよ』
ローラル 「メテウス…父から聞いたことがある、私の祖父でベルゼビュートを打ち倒した勇者であったと…」
メテウス 『そうじゃ、そしてこの世界ではワシの剣であった”ソルブライト”に意識として宿った』
ローラル 「ソルブライトはその後父に受け継がれ、最後には私が持っていた…」
ローラル (そうか、我々の記憶はオニーソンの書いた小説が元の作られた記憶…この剣もあいつが作ったのなら当然か)
リアトリス 「お姉ちゃんの体を…返しなさい!」
ベルフェゴール 「ふん、我が弟の力すら使いこなせぬお前になにができる!」
リアトリス 「こ…のっ!」
ベルフェゴール 「ハァッ!!」
≪ドゴォッ≫
リアトリス 「くぅ…!」
ローラル 「すまない、待たせたなリアトリス!」
リアトリス 「だ、大丈夫です…!」
ベルフェゴール 「その剣…見覚えがあるぞ、お前の祖父や父…そしてお前が持っていた剣だ」
メテウス 『ワシのことまで覚えておいてくれたとは光栄じゃのう…ベルフェゴールよ』
ベルフェゴール 「…忘れるものか、我々の軍団を壊滅寸前まで追い詰め、我が弟ベルゼビュートを死に追いやった勇者…メテウス!」
ローラル 「下がっていろリアトリス、お前の体はまだまだベルゼビュートの力に慣れていない」
リアトリス 「すみませんローラルさん…最後に一つ、その剣はただの強力な剣ではなくあなたのシステムをアップデートするものだそうです」
ローラル 「私の…システム?」
メテウス 『それにしても、ベルゼビュートと味方同士とは不思議な運命じゃのう…』
ローラル 「たしかに…あの世界とこの世界はまるで別の世界、私は今この世界にいる私の仲間達を守りたい…!」
メテウス 『わかっておる、セレニティア姫もそのつもりのようだぞ』
ローラル 「…セレニティアの声が聞こえるのか…?」
メテウス 『そうじゃ、そしてそれこそがワシの最大の役割。まったくあのセレニティア姫と二重人格になるとはのう』
ローラル 「役割…?」
メテウス 『そう…お主たちの力を引き出してやろう。お主たちの二つの光の力をのう』
つづく
コメント
風邪などが流行っているそうなので体調を
崩さないようにお気を付けて下さい。
圧倒的な力でローラルさんを追いつめるベルフェゴールさん。
お互いにセレニティアさんを思っているものの、
戦わなければならないところに過去の因縁の深さを感じさせます
リアトリスさんによって届けられた剣ソルブライトが
ローラルさんとセレニティアさんの力を引き出すシステムの鍵になるとは。
メテウスさんが言うお二人の光の力に期待です。
むしろ最近更新ペースが落ちてきていただけなので、これくらいが通常運転ではあります。
いつもいつもコメントありがとうございますー。
ソルブライトは設定のみ存在してなかなか出せなかったので、ようやく出せてよかったです(*^_^*)