なすへちま農園ブログ

ちのさんのアイペ依頼もある程度まとめたところで、次にやりたいこと。
ちのさんに教えてもらったアイペ技術を可能な限り講座的な感じでまとめておこうと思います。

ただ、いかんせん描くのはちっぽ。
クオリティが低いのでご了承ください。
だってほら、ちっぽ絵が描けませんので…基本がぐだぐだでございます…


※10/12追記
ちのさんのアイペ途中画像があったので、参考に横に並べてみます。
ただ、黒子さんは2009年、ドールのレイニーさんは2011年のものなので結構昔ですが…
その画像への追記コメントは紫で書くことにします。




ベースはこちらのストラーフラヴィーナのヘッドでいきます。
まずは顔の整形から入ります。
ここは好みの問題ではあるのですが、個人的には若干口から顎までが長いのが気になります。

髪と合わせて棒やすりでごりごりと…
しかしなんだか元のアイペイントが気になります。
変にイメージがついちゃってもなんなので先に落としましょうか。




ここで登場するのはまっつんさん直伝のＶカラーシンナーです。
匂いは中々に強烈ですが、神姫のヘッドの素材であるＰＶＣを若干とかしてまでアイペイントなどを落とせるので大変有用です。
後は口とか目の部分の当たりなども多少軽減することができます。
ついでに適当に削った部分を綺麗にしたりとか、とにかく便利です。





そんなわけでさっさとアイペイントを落としました。

　　ちのさんはこの頃はまだＶカラーシンナーを知らないので、除光液で落としています。
　　ダイソーなどでも買えるので、買いやすさでは消す作業は全て除光液にするのもオススメです。




顎周りを削ってこんな感じに…
使ったのは棒やすりとスポンジやすりあたりです。
ちのさんならもっとこだわるのですが、ちっぽはよくわかってないのでこの辺りで…




絵の具の準備です。
筆などはこちらの記事も詳しいですが、あの頃とは多少変わっています。
以前はリキテックス使いでしたが、現在はターナーのアクリルガッシュ絵の具を使っています。
合わせて薄め液もターナーの専用リターダーに。




バーントアンバーと黒とリターダーを混ぜて主線の色を作りました。
筆は変わらず『ウィンザー＆ニュートン　シリーズ７　コリンスキーセーブル　No.000』です。
世界堂や店によってはボークスショールームも取り扱っていますね。
うちは基本的に道具は全て世界堂で揃えています。

やはり線を綺麗に描くポイントはこの絵の具の溶き方だと思います。
リターダー（薄め液）が多すぎると水っぽくなり、少なすぎると綺麗な線が引けません。
できるだけ筆先を細く保つのもポイントですが、この辺りは練習あるのみですね。




まずはメインになる線から。
きりっと釣り目にしたいのでちょっと強烈な感じに。




次に瞳の部分を。
ここは下に線を描いて上下に繋げるタイプ（？）の瞳の場合は後回しですが、今回はそうではないので…




瞳の下の線と、上の線の上のちょっとしたしわ（？）を描いてみました。

途中で瞳の右側をちょっと失敗してしまいました。
こういう時は慌てず騒がず…




これまた万能装備、つまようじの登場です。
基本はみ出したりしたときはつまようじでカリカリ削って修正します。

もちろんいきなりベストの線を描ければ一番ですが、それはなかなか難しい。
かといって毎回全部描きなおすわけにはいかない。
そんな葛藤をちのさんなりに解決したのがこの手段です。

イメージより線が太かったりしたときも削って細くすることが出来ます。
極端なことを言ってしまえば、かなり太めに描いておいて削って形を整えるなんてことも…




削った結果がこちら。
多少汚くはなりますが、どうせ白く塗るのでいいでしょう。




そして反対の目に取り掛かります。
ちっぽは右利きなので、左から右に向かって線を引くほうが楽です。
なので、顔を反対に持って描きます。

筆な以上ペン以上に反対方向に線を引くのは難しいので、基本ヘッドをぐるぐる回しながら描いていきます。
本来なら鏡とかを見ながら調整するべきですが、いかんせんちっぽなので手ｎ（ｒｙ




　　写真を見たらちのさんはばっちり鏡で見ておりました。
　　こだわる方は当然こちらのほうがオススメです。




…また失敗しました。赤矢印のところにはみ出しが…
まぁ慌てずつまようじで削ります。




反対側も描き終わりました。
だいぶ左右非対称だとか、左目に比べて右目の出来がひどいとかいろいろありますが、いかんせんちっぽなｎ（ｒｙ




口と眉毛も描いてしまいました。
口は元々のへこみの色を塗って、除光液のついた面貌で余計なところを口の上からふき取りました。
眉毛も髪がつくとほとんど見えないので適当です(^^;;;

　　ここからドールのレイニーさんのアイペ手順も載せていきます。




髪をつけるとこんな感じに。
…まだちょっと口の下が長かった気が…まぁとりあえず気にせず突き進みましょう。




瞳の色は青くしたいので、こんな感じで色を揃えてみました。
青の絵の具は一つでもいいのですが、偶然持っていたので二種類使ってみます。
もちろん絵の具はリターダーで薄めながら使います。




まずは瞳の真ん中を濃い色で塗ります。
上の写真で真ん中右にあった色をそのまま使いました。

　　黒子さんの時は先に全体の色を塗っていますね。
　　この辺りは好みでいいかと思います。




そのまま瞳の中を全部塗ってしまいました。
右目で色分けしてみましたが、赤の部分は先ほどより白を混ぜた若干明るい色、緑の部分は水色の絵の具で塗っています。
ようするに下に行くにつれ明るくしていくとグラデーションっぽくていいのではないかと。
まぁこの辺りは色んな塗り方があるので、その辺りは個人のこだわり次第ですが。




かなりわかりにくいですが、右目で緑に塗ってある部分に水色にさらに白を混ぜた一番明るい色を乗せました。




とりあえずここで瞳の中が乾くのを待ちつつ白目を塗ってみたり。
だんだんと主線が侵食されていたのでちょっと引きなおしました。




次に瞳に白でハイライトを入れました。
この辺りもいろいろ好みがありますよね。
今回は右上のみで。ルティナさんとかは左上と右下に入っています。




これでとりあえず完成です。
…やっぱりちっぽや、なんか微妙や…




ボディに付けてみました。
ＯＫだと思ったら、乾くのを待って『Mr.スーパークリアー　つや消し』でコーティングして完成です。

　　完成形を見ると、本当にちっぽは釣り目ばかり書いてるな感が…
　　本当はもっと優しい顔が描きたいのですけどね。


そんなわけで、ちのさんから教わったアイペをまとめてみました。
…といっても自分の技術があまりにアレすぎてあまり意味が…