前編
『…オイ! オイってば!』
リアトリス (なに…頭の中から声が…)
『ダァァァァ!ロック硬ぇなオイ!』
リアトリス 「あなたは…ベルゼビュート…!」
ベルゼビュート 『嫌われてんなぁオイ!俺の可愛い子猫ちゃん♪』
リアトリス 「…なんの用ですか」
ベルゼビュート 『見てて思ったんだがな?こいつはどぉーも俺様のための武器だぜ?代わってみねぇか?』
リアトリス 「お断りです」
ベルゼビュート 『つれねぇなぁ…まぁ冗談ではねーぜ?ちょっと俺様の力借りてみな?』
リアトリス 「・・・」
ベルゼビュート 『あいつには前に借りがあるしな、今日はお代は安くしとっからよ?』
リアトリス 「…無くは無いんですね」
ベルゼビュート 『今夜は体が火照って寝れねえかもな』
モナルダ 「…どうしましたか?こちらから行きますよ?」
リアトリス 「…仕方ありませんね…30%ほどあなたを解放します」
ベルゼビュート 『…信用されてねぇな。ま、一撃かますにゃ十分だ、行くぜ?』
リアトリス 「…えぇ!」
《シュンッ》
ーーーChange Scythe Mode
リアトリス 「…これは…鎌…?」
ベルゼビュート 『俺様の本来の得物だ。使い方は教えてやるよ』
モナルダ 「…来ますか」
リアトリス 「・・・!」
ベルゼビュート 『鎌はなぁ、正直言えば近距離での攻め合いには全くむかねー、剣でも柄を切れるし究極素手でも止められる』
リアトリス (あの人なら造作もないでしょうね)
《ダッ》
ベルゼビュート 『だがなぁ、こんな相手を斜め後ろから攻められる武器は他にはねーんだこれは』
ベルゼビュート 『チャンスは基本一度、一発勝負の漢らしい武器だ』
リアトリス (…私は一応女です)
ベルゼビュート 『いや、お前は可愛いよ?ホントホント。捻くれてる所とか悲観的なところとか超イケてるぜ?食べちゃいたい』
ベルゼビュート 『だからなぁやるべきことは…』
《ガッ》
モナルダ 「…そんな蹴りでどうしようと?」
リアトリス 「…!」 (打てるフェイントは打ち)
ベルゼビュート 『相手の不意を』
《ダッ》
リアトリス 「突くッ!!」
《ザッ》
モナルダ 「ッ!」
ベルゼビュート 『チャンスがくらばやるこたぁ一つ』
リアトリス (その瞬間、全力で)
ベルゼビュート 『相手の命を刈り取る勢いで』
リアトリス (最速最善の)
ベルゼビュート 『相手の貧弱な首をよぉーく狙って』
リアトリス 「一撃を」
ベルゼビュート 『キメるッ!!』
《ヴゥンッ》
《スッ》
リアトリス 「…!?」
ベルゼビュート 『…最後の瞬間だけあのバチバチうるせぇ電気が見えたよ、逃げたなこりゃ』
リアトリス 「…あれでもまだ…」
ベルゼビュート 『そりゃそうだ、俺様の力を30%解放しただけじゃ、あのイカレ女にはおいつけねぇよ』
ベルゼビュート 『ちょぉーっとずつ体慣らしてよ、俺様をその体で全て受け入れてくれれば、それはもう気持ちよくしてやれるぜぇ?』
リアトリス 「…結構です」
ベルゼビュート 『へっ、まぁいいさ、どうせ俺様の力がまた必要になるだろうからなぁ?』
茉莉花 「大丈夫ですか?モナルダの反応はこの辺りにはなさそうですね」
リアトリス 「そうですか…それならいいのですが…」 (しかしこの武器、モードチェンジの時にコードネームが見えましたが…)
リアトリス (『BLAZING-STAR2』…私の名前を付けた、二つ目の武器…)
リアトリス 「…全く、こういう事は堂々とやればいいでしょうに」
茉莉花 「リアトリスさん?」
リアトリス 「いえ、戻りましょうか」
リアトリス (…これは文句を言ってやらなければいけないようですね)
・
・
・
・
・
《ファサッ》
モナルダ 「…まったく…手加減して戦うのは疲れますよ、”マスター”?」
ちっぽ 「わぅん!」
モナルダ 「…まさか貴方ような方が私に頼みごとをしてくるとは思いませんでしたよ」
ちっぽ 「くぅん…」
モナルダ 「…まぁ適任だとは思いますけどね」
モナルダ 「彼女が本気を出せて、尚且つあのうるさい蝿が協力しそうな相手…たしかにそうはいないでしょう」
ちっぽ 「わん!」
モナルダ 「お褒め頂きどうも」
モナルダ 「…が」
《ガッ》
モナルダ 「最後の一撃、私でなければ避けれませんでしたよ。なぜ先に言いませんでしたか?」
ちっぽ 「く…くぅん…」
モナルダ 「まぁ、あの程度じゃ殺されないだろうという信頼…ということにしておきましょうか」
モナルダ 「…まぁ一度死んでおいて頂きましょうか、どうせこの体…予備はあるでしょう?」
《ドゴォッ》
ちっぽ 「わぅん!?」
おわり
そんなわけで、作り途中ではありましたがリアさんの武器が形になってきたので記事にしてしまいました(^^;;;
まだデザインが寂しいのと三形態では物足りないのでもう少し弄る予定ですが。とりあえずベースはこれで行きそうです。
前回のブレイジングスター紹介記事を今見て思い出しましたが、五形態を目指さなければいけないような気になっています。
武装全体を含め後一歩で形になりそうなのですが、最後のモチベーションがイマイチ沸きませんね。
やはり、どこか完成させるきっかけを決めるべきなんだろうか…
コメント
実はレンちゃんの武装も複合武装だった事を思い出しました。2つに分けられるうえに、槍と剣を兼ねた武装です。いや、ガレージキットなんですけれどね。
ベルゼビュートさんの台詞が何とも刺激的!
よし、家でも・・・冗談です。
リアさん自身は剣使ったり銃使ったりであまりポリシーはなさそうですが、設定上ベルゼビュート系の固有能力はスピード(主に空中)なので、こういう一撃にかける武器のほうが向いていると思います。
レンちゃんもかなり大きめな合体武器でしたね、ベルフェゴール系なので腕力はあるのでしょうね。
ビームガンや剣で相手を牽制し、背後に回り込んで鎌で一撃を与える。
ベルゼビュートさんのスピードを最大限に生かした攻撃ですね。
最後の一撃が予想外のかモナルダさんも回避で精一杯だった様子。
事前に教えていたら武装の真価が発揮できないので秘密にされていたのですね。
モナルダさんの攻撃を受けたちっぽさんが無事であるか心配です。
格好良いですね~。
メカ物を作ることの出来る方は本当に尊敬してしまいます。
今後さらなる形態が見られるのか‥楽しみにしております♪
あの状態を切り抜けられるのはモナルダさん以外だとフェローネさんと全開緋桐さんくらいでしょうか。
まぁ他の人ならあの状態になる前になんとかするでしょうが。
ちなみにちっぽはあの後モナルダさんの言ってた通り破壊されています(^^;;
柊 葵さん>
よく見るとアクリルを切り出したくらいでほとんど流用なので、最終的にはバレないくらいにはしたいですね( ̄▽ ̄;)
鎌って実際はかなり取り回しはしづらそうですけども
逆に言えば相手も対応しづらいとも言えるかもしれませんな!
・・・っというかそういうこと云々の前にarahabakiはビームサイズとか大好きですので!(ぉ
なんかこうビジュアル的にもリアさんにスゴク似合っててカッコイイですわ*´ω`)=3
またベルさんの方も魅力的なワルっぽさがステキです(*´Д`)
なんだかんだ言いつつもリアさんともいいコンビになってきた気がしますよ(。・w・。 )
アタイも食べられちゃいたい!(ダマレ
そしてまた今回はリアさん対モナさんという実に(arahabaki的に)好カード゚ω゚)=3
最近割りと悪事の少ない(?)気がしてましたが
やっぱり完全ないい人ではないあたりモナさんらしくていいですねぇw
え…arahabakiさんが食べられちゃうほうなの…?(^^;;
しかしベルゼビュートの言い草的に、きっちりお代(副作用)は頂かれた模様。
詳細は書くとなすへちまが18禁になってしまうので書けません( ̄▽ ̄;)
モナルダさんは最近かませになりつつある(まぁ毎回負けてはないけど)ので、どこかで見せ場を作ってあげたいところ。
なすへちま内強さランキングでベスト5には入るのだから、強そうに見えるよう頑張ります!