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なすへちま農園ブログ


武装神姫とかFAガールとかメガミデバイスとかドールとか
目次 | キャラクター紹介 | 用語集

「いっくよーっ!」

ルセルがスラスターを噴かして飛び出していく。
シュクレはビルの横に身を隠し、敵の位置を探っている。
今回のマップは都心の街中のようなマップらしい。

「マスター、お姉さまの位置をできるだけ詳しくお願いします。援護をしなければならないので」

「うん、わかったよ」

レーダーを見ると、ルセルはだいぶ前のほうまで進んでいる。
敵とはまだ遭遇していないようだ。

「さとる、敵が見つからないよー!」

ルセルからも声が聞こえる。
ルセルの方に目を向けると、ちょうど翼を広げた神姫が画面に映った。リーシャさんだ。

「見つけたのですよー!」

リーシャは上空から弓を構えると、光の矢を放つ。
ルセルはスラスターの向きを変えて回避した。

「上か!」

ルセルは上を睨むと、スラスターの向きを上に変える。
スケートでビルを駆け上がって攻撃するつもりらしい。

≪ガッシャーン≫

「…痛っ!?」

無理な方向転換に、ルセルは転倒してビルに突っ込む。
まだスケートの扱いに慣れていないようだ。

「シュクレ、ルセルが空から攻撃されてるから、援護してあげて!」

「はい、今敵を見つけました!」

シュクレはライフルを構えると、上空に向かって発射する。

≪バンッ バンッ≫

しかし、踊るようにクルクルと飛び回るリーシャさんには命中しない。

「見つけたっすよー!」

希歌さんもルセルたちのところに追いついたようだ。
希歌さんが剣を構えたのに合わせて、ルセルはロッドにトンファーを装備して斧モードに組み替える。

「経験の差を見せてやるっすよー!」

「ぼくだって、負けないんだからー!」

≪キンッ≫

剣と斧がぶつかり合う。
希歌さんの鋭い剣捌きに、斧で対応するルセルさん。
近距離が得意というのは間違いないらしい。

「リーシャもいるのですよー!」

リーシャさんも弓を分解して短剣にして襲い掛かる。
希歌は右肩の盾で防ぐが、一対二はかなり苦しそうだ。

「…シュクレ、名前は忘れたけどランチャー!」

「はい、ジュレールティーアですね!」

シュクレは姿勢を低くしランチャーの発射体制に入る。
光が砲口に集まったかと思うと、光の塊が放たれる

≪ドゥーン≫

「わわ、危ないのですよ!」

狙われていたリーシャがギリギリのところで回避する。
シュクレさんは続いてライフルを構え、リーシャに向かって発射する。

≪バンッ≫

ライフルがリーシャの翼に命中する。
リーシャがふらふらと地面に落下する。

「お姉さま、リーシャさんは私が相手しますので、お姉さまは一人に集中してください」

「わかったよ!」

シュクレさんがリーシャさんの着地地点に向かって走り始めた。


ルセルと希歌さんの戦いは膠着していた。
2人とも近距離戦が得意なため、ダメージを与えられずにいる。

「この、いい加減諦めるっすよ!」

希歌が剣を振り回すが、ルセルのKS製の装甲を貫けずにいる。

「えぇーい!」

ルセルが斧を振り落とすが、攻撃は命中しない。
やはり経験の差が影響しているらしい。

「ルセル、斧じゃなくてトンファーを使うんだ、斧じゃ当たらないよ!」

「え?でもトンファーなんかじゃ…」

ルセルは不思議そうな顔をしている。

「相手の胸元に飛び込んでトンファーで攻撃すれば、いくらなんでも避けられないはずだよ」

ここまでの戦いを見て、思いついた作戦がこれだ。
当たらない攻撃よりは、当たる攻撃のほうが有効なはずだ。

「…わかった、さとるを信じるね!」

ルセルは斧を分離してトンファーに持ち変える。
…信じるなんてちゃんと言われたのは初めてかもしれない。
なんだか、胸の奥がむず痒い。

「こんのぉぉぉおっ!」

スラスターの向きを小刻みに変えながら、希歌さんに接近する。

「そうはさせないっすよー! って…あれ?」

斬りかかってきた希歌さんの剣を、ルセルが右肩の盾で弾き飛ばす。
希歌さんの無防備な胴体に、ルセルがトンファーで一撃を加える。

≪ドンッ≫

痛いっすよぉー!」

希歌さんがビルに吹き飛んでいく。
それを追うようにルセルさんも飛び込んでいく。

「一発じゃ…終わらないからね!」

≪ダンッ≫

追いながらもう一撃を加える。
この一撃で、希歌さんのLPは0になり、機能を停止した。

「やったぁー!」

ルセルは右腕を天に向けて突き上げ、喜びを表していた。


「…逃がしません!」

飛んで逃げようとするリーシャさんに対して、シュクレさんはライフルで攻撃しながら追う。
飛び初めを毎回攻撃され、リーシャさんは飛び上がることができない。

「飛べないのはすごく怖いのですっ!」

観念したのか、リーシャは短剣でシュクレさんに襲い掛かる。
シュクレさんは近くに寄られるのは苦手なはずだ。

「シュクレ、ソードモードでいける?」

「はい、大丈夫です!」

シュクレはライフルをソードモードに持ち変える。
斬りかかってきたリーシャさんに対して剣で逆に斬り返す。

≪ズシャァッ≫

命中したのはシュクレの剣だった。
長さで勝っていたのがよかったらしい。

「こ、これはまずいのですよ!」

リーシャさんは後ろに吹き飛んでいく。
シュクレさんは再びライフルに持ちかえると、そのまま発射する。
リーシャさんは避けることもできずに吹き飛んでいく。

「とどめです、ジュレール…ティーアっ!」

≪チュドーン≫

ランチャーの光がリーシャさんを貫いた。

――You Win!
勝利を告げるメッセージが、画面に表示されていた。
 

COMMENT

戦術を考えるのは面白いですね♪
MiKeさん>
ミニーソンはこの時点ではまだまだ神姫に頼り切っている感があるので、今後の成長に期待です。
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プロフィール
ちの
神姫&ドールのアイペや布服の製作だけでなく、髪パーツの自作までするマルチな淑女。
2012/9/30に亡くなりました。記事にまとめてあります。


ちっぽ mixi
神姫の武装パーツや髪パーツの制作や、ブログの更新もする雄犬。
アイペイントや布服の製作もちのさんを見習って少しずつ練習中。
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