なすへちま農園ブログ

~prologue~
-VS SISTER- Ep.1 Ep.2 Ep.Final
-Interval-
通常ならここからアガレスの紹介が始まるところですが…
諸事情により神姫劇続行です。

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ナズナ　「もう…最近いろんなのに襲われてばっかりなんだけど！」

ちっぽ　「わぅん…」

ナズナ　「もうちょっとセキュリティをしっかりしてよね！」




ナズナ　「みんなナズナなんかより可愛くてか弱い子ばっかりなんだから、守ってあげなきゃいけないんだからねっ！？」

ちっぽ　「くぅん…」

ナズナ　「い、いや、そこまで落ち込まなくていいんだからね！？」

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ナズナ　「はぁ…頼りないマスターなんだから…」

ナズナ　「あんなだからちのさんに怒られてばっかりなんだから…」




ローラル　「…どうしたんだ、ずいぶん怒っているようだが？」

ナズナ　「あ、ローラルさん…なんでもないんだからね！」

ローラル　「あ、あぁ、それならいいのだが…」




ナズナ　「あれ、そのマントは？」

ローラル　「あぁ、これはちっぽが作ってくれたんだ、マスターに頼まれて他にもいくつか作っていたようだが…」

ナズナ　「へぇー…ダメオーナーかと思ってたら、そんなことしてたんだ…」




？？？　「…！？」


ナズナ　「でもでも、だからってマスターのダメさ加減が誤魔かされるわけじゃないんだからねっ！？」

ローラル　「いや、そこまでマスターに対して厳しくならなくてもいいと思うのだが…」




ナズナ　「ん…なにかようなの！？」

？？？　「…まさか、こんな…」

ローラル　「…？」　（こんな神姫…この会社にいたか…？）




？？？　「パストリス…こんなところにいるなんて…」

ナズナ　「え…？」

？？？　「だが、隣にいるのは誰だ…」




？？？　「私のパストリスにッ」

≪キィンッ≫

ローラル　「！？」




？？？　「手をッ」

≪ドゴッ≫




？？？　「出すな…ッ！！」

ローラル　「ぐっ…！？」

ナズナ　「な、い、いきなりなんなのよっ！？」




ティフォン　「私の名前はティフォン…まぁ、これは私の真の名前ではないのだけどね…」

ティフォン　「今の我が主の付けた名前だから名乗らせてもらうさ」




ティフォン　「さぁパストリス…私と行こう、ずっと探していたんだ…ずっと」

ナズナ　「な、なんのことなのかさっぱりわからないんだからね！？」




ティフォン　「なにを言っているんだ、私たちはあんなに愛し合ったじゃないか…パストリス？」

ナズナ　「は、はぁ！？」

ティフォン　「ふふふ…怒った顔の愛らしさは、時代を超えても変わらないね…私のパストリス」




ナズナ　「ナ、ナズナはマスターの神姫で、あんたのなんかじゃないんだからねっ！？」

ティフォン　「ハハッ、肉体の理なんか関係ないじゃないか…そんなもの、私が断ち切ってあげるよ」

ナズナ　「ちょ、ちょっとちょっと！？」


ローラル　（こいつ…私の事を忘れたのか…？）




ローラル　「ッ！」

≪ガッ≫

ティフォン　「グァッ！？」




ティフォン　「げふっ…」


ナズナ　「…へ？」

ローラル　「…気絶してるな」

ナズナ　「・・・」

ローラル　「・・・」




ナズナ　「ナ、ナズナそんなにショック受けさせること言ってないんだからね！？」

ローラル　「いや、私が頭を…」

ナズナ　「そ、それとも持病の脳梗塞！？」

ローラル　「私が頭を…」

ナズナ　「ま、マスター呼んできた方がいいかな！？」

ローラル　「…わかった、もういいからここを離れよう…」

ナズナ　「え、え、えええ！？」



つづく